窕~くつろぎ~

心と身体を整えて、人生を豊かに生きるブログ。

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誰でも「懸垂」ができるようになる!?電車の中で聞こえた、ためになる話。

僕自身、10代の頃から「懸垂」がどうも苦手でした。


長距離を走れるキャラで生き抜いた学生時代でしたが、柔道部や野球部のガタイの良い友人たちが「懸垂」を楽々こなしている姿に憧れていました。


それから「懸垂」ができる男になることを目標に、何度かチャレンジしましたが、何十回もの回数を楽々にこなせるようにはなれず、断念。


ですが、その憧れであった、楽々に「懸垂」ができる男になれる方法が意外な形でみつかったのです。


・誰でも「懸垂」ができるようになる方法。


今回は、この「懸垂」に焦点を当てて書いていきたいと思います。


「懸垂」ができるようになる方法を知ったのは、まさかの電車の中!?


先日、予定の目的地に向かうため、電車に乗っているときのことでした。


僕の隣の席に、引率の”先生らしき人”と、男子中学生二人が座っていました。


その日の車内は比較的空いていたので、突如、男子生徒の一人がつり革を両手に持ち、「懸垂」を開始。


しかも、細身の身体ながら楽々と「懸垂」をこなしていく。


車内は空いているので誰の迷惑にもなっていないし、無茶なつり革の使い方もしていないので、僕としてはその中学生らしい振る舞いに肯定的でした。


...っが。


「下手をすれば、自分より懸垂ができている!?」


っと、むしろ、中学生にライバル心のようなものが芽生えつつさえありました。

(もちろん僕は、その時、つり革で懸垂をしていないので、ご安心を。笑)


しかしながら、楽々「懸垂」をこなしている姿は、お見事。


そうすると、もう一人の男子生徒が、


「正直、俺、懸垂苦手で、ホンマできひんねん。」


と、ぽそり。


(わかるで!その気持ち...)


心の中で、しみじみと共感していると...


突如、静観していた引率の”先生らしき人”が、


「懸垂はぶら下がることからやで。」


(えっ!?)


ちなみに、”先生らしき人”も、生徒さんの懸垂は肯定派なんですね。


「懸垂」はぶら下がることから。


静観していた引率の”先生らしき人”が突如、語り出したと思ったら、自分が昔から知りたかった「懸垂」を出来るようになる方法についてでありました。


しかも、その”先生らしき人”は、ガタイが非常によく、まさに「懸垂」を得意とされていそうな様子。
(まぁ、見た目と雰囲気からの、あくまで推測ですが...)


そして、その”先生らしき人”が「懸垂」について語った内容がこちら。


「最初から、いきなり何十回も懸垂できなくてええねん。


まずは”ぶら下がる”ことからやで。


最初は、ぶら下がっているだけでも、筋肉痛になるやろ?


その筋肉痛が回復してきたら、筋肉が強くなって、1回懸垂ができるようになるねん。


っで、また1回やったら、筋肉痛になるやろ?


その筋肉痛がまた回復して、筋肉が強くなると、2回目ができるようになるねん。


あとは、この繰り返しで、コツコツやってたら、気付いた時には楽にできるようになるで。


最初はできなくていいから、"ぶら下がる"ことからコツコツやっていったらええねん。」


・・・


・・・


(わかりました!先生!笑)


これは、まさに目から鱗が落ちる、説得力のある理論と指導方法でありました。


自分が10代の頃の指導者から言われた「懸垂」のやり方は、


「気合でやるんじゃ!」


っと一言で、一喝された記憶しかありません。


それを30歳になり、こんな腑に落ちる方法を知ることになるとは...。


人生、本当にわからないものです。


「懸垂」も、「何事」も、最初はできなくて当然。


「懸垂」も、「何事」も、最初はできなくて当然であり、問題ありません。


ですが、そこに周囲との比較が生まれ、周りと比べてできない自分はダメだ...っとつい思ってしまい、せっかくのチャレンジ精神が失われてしまうことが一番もったいない。


今回であれば「懸垂」。


最初はできなくも”ぶら下がる”ことから始めればいいし、”ぶら下がる”だけなら、やり始めるハードルも低い。


そして、1回、2回...とコツコツ継続し、筋肉痛の回復と共に、徐々に回数を増やしていく。


気付いた時には、数十回の「懸垂」が楽々にこなせる自分になっている。


これは「懸垂」だけでなく、どのような「物事」にも当てはまり、


最初から成果を気にし過ぎず、ただ、コツコツと継続すること。


これが、自分の目標を達成させていく、一番の近道であると言えます。


まさか電車の中で、ブログでも書けるような話を聞けるなんて...人生、何が起きるか本当にわからないものです。


最後に。


今回、日常のただ電車に乗っている中で聞こえた、引率の”先生らしき人”と男子中学生二人の会話。


そこから、まさかの腑に落ちる理論に説得力のある説明を聴いていると、


「自分もやってみようかな?」


今年で、30歳になった自分でも、今から”ぶら下がる”ことからの「懸垂」を始めても遅くはない。


そのような前向きな想いが、自然と芽生えていました。


「気合でやるんじゃ!」という精神も、ときには必要ですが、やはり的確な理論と説明があると伝わりやすく、自然と前向きな気持ちを引き出せる指導のコツなのかもしれません。

(自分も見習わなければ...)


今回は、「懸垂」に焦点を当てた、電車の中で聞こえた、ためになる話として進めてきましたが、これは他の「物事」にも応用することができます。


「最初はできなくて当然。何事もできることからコツコツと継続していく、それが目標達成への一番の近道。」


このように人生に活かせるヒントは、何気ないところにあるものですね。


本日も最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。