Yoshinori Muto!プレミアリーグで遂に初ゴール。その姿勢が「良い」。
本日はこちらのブログで初めての、海外サッカー情報から記事を一つ。
今回テーマに上げたい人物は...プレミアリーグ・ニューカッスル・ユナイテッド所属のYoshinori Mutoこと、武藤嘉紀選手です。
先日、武藤選手は世界的なビッグクラブであるマンチェスター・ユナイテッド相手に、プレミアリーグ移籍後の初ゴールを決めました。
現在のマンチェスター・ユナイテッドの調子がいまいちといえど、武藤選手所属のニューカッスルにとってはバリバリのアウェーであるオールドトラフォードで得点を決めたのはお見事でした!
この勢いを活かして、チーム内でも確固たる地位を築き、また日本代表に返り咲いてもらいたいところです。
その武藤選手なのですが、注目すべき魅力はどこにあるのか??
その端正なルックス?
慶応義塾大学経済学部出身の学歴?
なんやったら親子そろっての慶応出身で、噂ではおじいちゃんもやり手の経営者であり、元CAで美人の奥さんのお父さんは衆議院議員と、エリート一家だから?
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ある意味で、この経歴もかなり魅力かもしれませんね。笑
ただ、当ブログでは、サッカー選手としての武藤選手の魅力を紐解いていきたいと思います。
それは、海外の選手相手にも通用するフィジカルとスピードを支えている体幹であり、その体幹をフルで活かせている「姿勢」にあります。
(フィジカルというのは、相手選手とぶつかっても倒されない、競り負けない、肉体的な強さのことを言います。)
武藤選手は179cmと決して背丈のある選手ではないのですが、現役の日本人サッカー選手の中で、フィジカルが強い選手という評価があります。
実際に、昨シーズンまで所属していたドイツ・ブンデスリーガのマインツでの試合を観ていたのですが、ドイツの190cm近い大柄な選手にも当たり負けることが少なく、対等に渡り合いゴールを奪い続けていました。
では、なぜ、約180cmの選手が190cm...下手をすれば2m近い選手相手に当たり負けることなく、自分の持ち味を発揮し活躍することができていたのか?
それは、武藤選手にはブレない体幹があるからです。
体幹とは...頭と四肢(手足)を除いた、胴体の部分。
身体の中心、コアとなる。
この身体の動きの中心となる体幹が安定し、なおかつその能力を引き出すことができているので、身長差関係なく相手と対等に渡り合うことができます。
そして、その武藤選手のプレーを支える体幹の能力を引き出しているのが、「姿勢」です。
武藤選手の立ち姿や、ドリブル、シュート...一つ一つのプレーを観ていると、一貫して「姿勢」が整っています。
姿勢を正そうとして、無理に肩甲骨を寄せ胸を張った緊張の姿勢でもなく、かといって猫背でもない。
まさに体幹の軸に力がこもり、四肢の無駄な力は抜けている、本当の「良い」姿勢だといえます。
本当の「良い」姿勢に整うことで初めて、自分の身体が持つ体幹の力をフルで引き出すことが可能となります。
よって、武藤選手が海外で活躍できる秘訣に、その良い「姿勢」がありました。
今回の移籍後初ゴールも、最後まで姿勢がブレずに左足を振り抜けたので、キーパーも触れることのできない強烈なシュートとなったのでしょう。
(武藤選手のゴールシーンは、1:20~からです。)
武藤嘉紀初ゴール!マンチェスター・Uを悪夢に陥れる技アリ弾!
いや、何度見てもこの強烈なシュートは、それこそ半端ない。(゜o゜)
相手はあのマンチェスター・ユナイテッドなうえに、世界的なゴールキーパーのデ・ヘアでもあるし...
でも、なぜか武藤選手は日本代表ではインパクトを残しきれていないのが、これがまたサッカーの不思議でもある。
ぜひとも、日本代表でもこの強烈なシュートとゴールが観たいものです!
プレミアでも輝け!!Yoshinori Muto!!