窕~くつろぎ~

心と身体を整えて、人生を豊かに生きるブログ。

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昔の日本人の人達は身体能力が高かった!?身体の使い方に隠された可能性。

昨日、昔から続いている、地元で豊作に感謝をするためのお祭りがありました。


その地元で行われたお祭りは自分の祖父の世代は当然のことながら、さらにその昔の時代から行われていたそうです。


その祖父から祭りの食事中に、昔の人達は、「異常に身体が強かった」という話を聞きました。


神輿は押すのではなく、担ぐ。


地元周辺の祭りで見られる神輿の形態をみると、担ぐのではなく、押しながら街中を回る形がほとんどです。


ですが、祖父が子供のころというのは、そのような神輿を押せるような技術で作られていなかったので、人の力で担ぎながら回っていたそうです。


そのため、神輿の基礎となる何十本もの大木に、和太鼓、それを叩く人間を乗せて、肩に担ぎながらの移動...


祭りを終えた次の日には、「肩が真っ赤に腫れ上がって、痛いってもんじゃないで!」らしく、


「今の地元の若い人達には、無理やろな~」っと笑いながら当時の、状況を教えてもらいました。


実際に、自分も子供の頃に神輿に乗せてもらい太鼓を叩いていたのですが、その神輿を肩で担いで一日歩き回る...


まぁ、途中で肩が潰れて、早々にリタイアですね。笑


また、昔の人達は神輿だけでなく、60kgはあるであろう米俵を楽々と持ち上げ、担ぐことができたそうです。


しかも、みな凄い力の持ち主でありながらも、背丈や体格は、今の自分達よりももっと小柄であった。


なのに、


なぜ、重い重い神輿を担ぎ、1日中歩き回ることができたのか?


なぜ、60kgはあるであろう米俵を楽々と持ち上げ、担ぐことができたのか?


そこには、日本人が兼ね備える、隠された身体能力の高さに秘密がありました。



昔の人達は、身体の使い方が上手かった!


僕自身、身体理論を研究し、試行錯誤を繰り返してきている身なので、「昔の人達の身体の使い方」の話には興味津々だったので、詳しく聴くことに。


祖父曰く、


「ワシには身体理論の詳しいことはわからんけど、昔の人達は身体の使い方のコツをみんな知っていたわ。」


「昔の農家や労働環境を考えると、上手く身体を使えないと、もたへんからな~。」


昔の人たちは、身体の使い方が上手い。そして、誰もがその「コツ」を知っていた。ということなんですね。


僕自身、ある身体理論のセミナーで、


「昔の人たちは、男性も女性も関係なく、米俵を持ち上げ、担いで長距離を移動できる力を持っていた。」


「しかし、その力は筋トレなどで特別に身につけたものではなく、元々、日本人が持っている力を引き出す独自の方法を知っていたからだ。」


この話を聞いた時に、日本人にそんな秘めた潜在能力があるのか!?と可能性にワクワクした反面、


「そんな空想的な話なんて、実際にありえねぇ~。」


なんて、即、疑ってもいました。


ですが、まさか自分の祖父が、その光景を目の当たりにしていたとは...予想外すぎる。笑
(何事も、足元に答えがあると言われていますが、このようなことなのか...)


・・・


・・・


ということは、


現代の自分達も身体の使い方を忘れているだけで、思い出すことができれば、米俵も簡単に持ち上げれるような力が備わっているのでは...。



なぜ、日本人は世界の中で...


今では、日本人のトップアスリートが世界で活躍するのは当たり前になっています。


ですが、どのジャンルのスポーツでも、日本人=技術が優れている、でも、パワーがない。


このように評されている気がします。


果たして、本当に日本人はパワーという面で、世界と劣っているのでしょうか?



日本人がパワー不足と言われるには、身体の使い方に原因があった!?


明治時代以降、日本は西洋の文化が中心となり、発展していきました。


洋食、洋服、建築様式...


などが次々に流入され、「和」と「洋」が共に存在できている文化は、日本の一つの魅力であると思います。


ですが!


ここに一つ、日本人の身体の使い方に影響するものがありました。


西洋文化が入ってきたことで、日本人の身体の使い方も変わってしまったと言われているのですね。


欧米人は、全身を機能的に使うのでなく、腕っぷしの強さに、元々の大きな骨格に頼った力の使い方でした。


その点、日本人は身体全体の筋肉、動きを連動させ、小柄な体格ながらも、米俵を持ち上げれるほどの力を発揮していました。


イメージとしては、


欧米人=豪快、ダイナミック


日本人=繊細、連動


っと、どちらが良い・悪いではなく、身体の使い方に対してのアプローチが全く違っていたわけですね。


ですが、西洋文化が入ってきたことで、いつの間にか日本人の身体の使い方が、欧米人スタイルに変わっていった。


日本人本来の繊細で連動させた身体の使い方が忘れられたことで、


結果として、日本人が世界の中で、パワー不足と評されている可能性は否定できません。



日本人の本来の身体の使い方ができると、身体能力でも負けない!?


もし、そのパワー不足と言われる所以が身体の使い方から影響しているのであれば、本来の日本人が持っている独自の方法を思い出せば、身体能力でも十分に世界に通用すると考えられます。


なぜなら、昔の人達は男性でも女性でも、米俵を簡単に持ち上げることができたわけで。


現代の日本でメジャーとなった、筋力アップを意識した海外式のトレーニングを否定するわけでありません。


ですが、海外式のトレーニングのもとは、欧米の人達の身体にと身体の使い方に合わせて生み出されたものが多いと思います。


そのため、日本人が世界レベルへの身体能力にパワーアップするのは難しく、世界との差が埋まらないのではないか?


だからこそ、そこに日本人本来の身体の使い方を思い出すことが出来れば、世界と対等に渡り合えることが可能だと考えています。



 最後に。


昔の人たちが使いこなせていた、日本人独自の身体の使い方。


これを、思い出していくうえで、ヒントとなるのが、古武道合気道にあると言われてます。


僕自身も、その片鱗を体験したことはあるのですが、完全な体系化には至らず、今後も探求の道は続きそうです。


ですが、


何かを身につけるまえに、本来の自分達にあったものを思い出す。


これこそが、日本人本来の身体能力を発揮する方法であり、美容面であり健康面、すべてに繋がっていると感じています。


今回は、結論らしい結論のない記事となりましたが、一言。


「昔の人達は凄かった!」


この何かの番組でありそうなタイトルで締めくくりたいと思います。


本日も、最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。