「心」と「歩き方」のつながり。
以前に、いつもお世話になっているメンタルコーチングをされている方と、お話をさせてもらったときのことでした。
普通の会話の中でも、メンタルや考え方のヒントとなる内容が多いのですが...
今回もその何気なく会話させてもらう中で、「心の状態と歩き方」のつながりがわかる、非常に興味深い話題がでてきました。
当ブログで、どうしても、その内容をお伝えしたい!と思い立ちましたので、最後までお付き合いして頂ければ幸いです。
心の状態と、歩く速さ。
今回、たまたま会話の中で出てきたことが、「心の状態」と「歩き方」のつながりについての内容でした。
それは、
「自分の心理状態」が歩き方に現れる。
ということです。
どのようなことかと言いますと
・何かを考えているとき
・切羽が詰まっているとき
・頭の中がいっぱいになっている
などの影響で、
自分自身に余裕が無くなってしまっているときの歩き方が
「タッ、タッ、タッ、タッ」
っとテンポが速くなり、意識せずとも早足になっていることです。
自分の場合で例えてみますと...
ファッションショーのモデル業を始めた当初、
「ともかく結果を出さなければいけない!」
この意識が強烈にありました。
今、振り返ってみると、
まるで何かに憑りつかれていたかのように、毎日その意識にかられ、異常に頑張りすぎていた時期でもありました。
またその当時の自分というのは、
心身ともに緊張しかなく、姿勢も肩甲骨が寄った胸を張った姿勢で芸能の仕事をしているのに、表情が固いことがほとんどでした。
(表情筋も緊張していたのでしょう。)
しかも、メンタルの好不調の波が非常に大きい。
そして、仕事やレッスン以外の日常の歩き方を思い出してみると...
力をこめて、ともかく速く目的に辿り着くことを目指すような、
「タッ!タッ!タッ!タッ!」
っと1歩1歩のテンポが速く、地面を強く蹴りながら脚を前に出そうとする、やたらと歩幅が大きい歩き方でありました。
ましてや、周りの景色を見れるような、ゆっくりと歩いていたという記憶が無く、
常に、
「なんとか結果を出したい」
「この状況を打破しなければ」
「ともかく頑張るしかない」
自分の中に余裕やスペースというのは一切無いような生き方でもありました。
日常の歩き方も、その心理状態をリアルに映し出しているもので...
姿勢や歩き方が妙にキレイな感じはするけど、どこか動きが硬く、緊張感を漂わせた、やたらと速く歩いている奴。
客観的に見れば、このような印象であったと思います。
(今となれば、その当時、心身ともに不調になっていた理由がよくわかります。)
心に余裕が生まれると、歩き方も自然に変わる。
そこで、現在の「心身ともに、くつろぐもの」
この考えが自分のベースとなり、
「心も身体も余裕を持たせる」ことを大切にし、
日々、生き方を変えていくことで、以前では考えられないぐらい、心身共に安定した生活ができるようになっています。
(いつの間にか表情筋も和らいでいる。)
そこで、現在の「歩き方」は?と言いますと...
景色を見れる余裕が生まれ、季節感もゆったりと感じれるような歩き方となり、
「スタっ・スタっ・スタっ・スタっ」
と1歩1歩に間が生まれるようなペースになっています。
上半身に力が入るクセもだいぶ抜けてきたので、自然な感じで、ある意味「普通」に歩けていると思います。
「心の状態」と「歩き方」のつながりは?
何気ない会話から生まれた「心の状態」と「歩き方」のつながりについて、自分の経緯を含めて、一言。
めちゃめちゃ関係しています。
しかも、深く、深く、密接に。
また自分自身の「歩き方」を変えようとして「歩き方」が変わったのではなく、
自分の心の状態が変わったからこそ「歩き方」が自然と変化している。
逆に、「歩き方」を変えることで、「心の状態」にポジティブな影響を与えることも可能ではないのか?
現在、このように思えている部分もあります。
日常の中に当たり前の行為として存在している、
ただ「歩く」という行為ですが、
視点を変えてみると、幅広い見方と可能性が眠っていることに気付かされます。
そして、探れば探るほど奥が深く、答えがあるようでないような、心と身体の世界でもある...。
最後に。
今日、このブログを読んで頂いたあなたは、どのような歩き方になっていますか?
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本日も最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます。