骨盤は前傾より、あえて後傾させてみる。
自分の人生において、花粉症に苦しめられたことがほとんど無く、しかも筋肉をやわらげるようになったことで身体の循環が良くなり免疫力が上がっている自負があったので...
「花粉症とは無縁だ!!」
っと信じ、先日、友人に誘われた大阪の万博公園のイベントに行ってきました。
自然の多い万博公園で一日過ごし、帰宅するころには、
目はかゆいわ、鼻がズルズルの、くしゃみ全開...
今年の花粉が強烈であると言われる理由を実感した、瞬間でありました。笑
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前置きが長くなりましたが、では、本日の本題に。
骨盤は前傾させるより、後傾させた方が良い!?
姿勢や骨盤の話になりますと、骨盤の後傾は猫背の原因となるため避けなければならない。というイメージがあります。
たしかに、過度に骨盤が後傾してしまうと猫背となってしまいますね。
しかし、現代の日本人の身体を観ていると、骨盤の後傾よりも前傾をした状態の方が多くなっていると思います。
そして、骨盤が前傾するので足の体重のかかり方も外側重心になりやすくなる。
だからこそ、あえて後傾をさせ骨盤を立てる感覚を掴み、身体をより機能的に使えるようにすると効果的である。
っと考えています。
武道の基本姿勢は後傾させることから?
この骨盤を後傾させる感覚を大切にするようになった背景には、今年から武道を学べる機会が増えたことにあります。
武道に触れてみようと思ったきっかけとしては、自分自身にとって今までにない体験をしてみたい!という好奇心だけであったのですが...
(武道に関してはど素人で、中高の授業で剣道を履修したくらい。)
その好奇心のままに行動したところに、新たな発見がありました。
「基本姿勢は骨盤を後傾させることから。」
骨盤を後傾させることで、上半身の無駄な力を抜いてから、武道の動きに入っていく...
過去に「骨盤が前傾の外側重心」の典型的な代表例であった僕にとっては、この「後傾」をさせて身体を使う感覚は、今までにない新しい発想で画期的でありました。
骨盤が前傾した状態で姿勢を整えて身体を使おうとすると、どうしても上半身に力が入りやすくなり、緊張した状態を生み出しやすくなります。
特にモデル時代は、骨盤が前傾した状態から腹筋に力を込めて、強引に背筋を伸ばすようにしていく身体の使い方をしていました。
一見、綺麗な姿勢に見えるのですが、過度に筋肉が緊張してしまっているため、動きが硬くなり非常に疲れる身体の使い方でもありました。
そこで、あえて骨盤を後傾させて、軽く膝を曲げるようにしてゆとりをもたせた立ち姿勢をとってみる。
その立ち姿勢は、上半身に無駄な力みが感じられず、意外にも姿勢が整っても見え、
なおかつ、リラックスできるので動きがよくなる...
う~ん。身体って、本当に奥が深い。笑
最後に、骨盤が前傾しやすい方に、おススメしたい骨盤の後傾。
「あえて後傾させる」ことで、前傾する骨盤をニュートラルに立て、上半身の無駄な力を抜きながら姿勢を整えていく。
また、反り腰を防ぎながら脚の内側の筋肉が使えるようになるので、前回の記事でも触れました「美脚・O脚改善」にもつながります。
現代のフィットネス・健康法は、日々進化して、国内外問わず新たな考えが取り入れられています。
ですが!
あえて、日本の古来からある武道や、伝統芸能(今回の記事で紹介はできていませんが...)で培われた身体への考えへと目を向けることで、日本人にあった身体と向き合うためのヒントがあるようにも思います。
その一つが、
「あえて骨盤を後傾させてみる。」
であると、当ブログでは考えています。
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万博から戻ってきてからは、一度も、花粉症の症状は出ていない。
万博の花粉は特別、強烈なのか?
それとも、想像もつかないような、何かほかの理由でも...笑