肩甲骨は下げるけど、寄せない。
本日も、姿勢に関するお話を続けたいと思います。
昨日の記事では、「肩甲骨を下げる」意識が大切。
という内容でありました。
そう、肩甲骨を「下げる」意識は大切。
でも!
肩甲骨を「寄せる」ことは決してやってはいけないんです!
「肩甲骨を下げる」・・・鎖骨と胸が開き、
姿勢も整い、
呼吸も深くなる。
「肩甲骨を寄せる」・・・背中側の筋肉が緊張し、
胸を張った姿勢となり、
呼吸も浅くなる。
「肩甲骨を寄せる」ことは、いわゆる「気をつけ!」の姿勢と呼ばれるもので、緊張のある身体への負担が大きい状態なんですね。
一見ピシッとした綺麗な姿勢に見えるのですが、反り腰となり背中側の筋肉が緊張しているため、肩こりや腰痛の原因となります。
また、交感神経が優位となり回復力が落ちるうえに、呼吸も浅くなるので精神的に落ち着かない・ストレスが溜まりやすい状態となってしまいます。
一言でいえば、肩甲骨を寄せた気をつけの姿勢は、身体のためにも心のためにも絶対にやらない方がいい。
でも、なぜか、学校では取り入れられている。
(こんなことを言っていたら、教育委員会に怒られそうですが...)
やはり、本当に良い姿勢というのは、四肢(手足)の無駄な力が抜けていて、体幹部に必要な力だけが働いている状態のもの。
また、呼吸が深くなるので程よいリラックスができるようになり、精神が落ち着きます。
そのため、昨日の記事でも紹介させてもらった、簡単な「肩甲骨を下げる」方法などで、肩の力を抜き肩甲骨の位置が整えるだけでも、自然でキレイな姿勢に近づいていきます。
(肩甲骨を下げる方法は、昨日の記事の後半に書いています。)
↓↓
疲れやすい、肩こり・腰痛、呼吸が浅い、緊張しやすい、リラックスできない...
この症状の原因に、意外と日常の「姿勢」が関係している場合があります。
リラクゼーションに関することやセルフケア、施術を受けているのに、なかなか効果が感じられない。すぐにぶり返すと感じられるときは...
日常的に「肩甲骨を寄せた姿勢」になって、肩に力が入り、身体が緊張していないか?
一度、チェックをしてみて下さいね。
もし緊張していると感じられたら、まずは肩の力を抜いてみる。
そうすると、自然に肩甲骨の位置が下がり、姿勢が整いリラックスできるようになるので、日常生活での疲労度が大きく変わってきます。
何事も、無駄な力が入っていなときこそ、一番力を発揮できるもの。